本については20代頃からかなりの数を読むようにしています。自分の勉強にもなるし、新しい考え方を得ることができるから。
あとは、本を元に自分の根底にある考え(無意識)を知ることできたりもします。
だから、年間100冊くらいは継続して読むようにしています。最近は読む量が減ってきていて、また沢山読まないとなーと思っています。
単純に楽しいから読んでいるだけというのもありますが、学びがあっていいなと思うので、ぜひ皆さんも習慣にしてもらえばいいかなと思います。
前置きは置いておいて、今回はこれ良かったよという本の紹介です。
いわゆる書評ですね。
今回読んだ本はこちらです。
一番の感想
一番の感想としては、Fireは幸せのベストアンサーではないということ。
Fireムーブメントの中で、FIREするのが目的となってしまっていると思っています。
確かに幸せになるためには、FIREは一つの手段ではあると思うのですが、それが目的になってしまっている人も多くいるのではないかと思います。
その問題を提示してくれているいい本だと感じました。
内容をまとめると
・ストーリー形式でFIREした人の事例を紹介
・FIREしても幸せではない人もいる
・結局FIRE後も仕事をしている人が多い
・FIREにも種類があって、サイトFIREしている人が多い
・幸せな仕事のやり方をしたほうがいいんじゃない
・投資と好きな仕事をするのがおすすめ
自分自身に当てはめると
私の場合は、おそらくFIREできないと思います。それは金融資産の量と生活コストの兼ね合いから、死ぬまで達成できない可能性が高いです。
これから子どもができて生活コストが上がっていく可能性もあるし、現段階の状態が続いたとしてもかなり達成は難しいと思います。
一応、FIREを目指しているのですが、自分一人ではないので、かなり難しいです。一人暮らしや家族で価値観が合っていれば、FIREの道のりも楽しんでやれる方もいるかと思いますが、私の場合は妻とお金に関する価値観があっていないので、まず難しいかと思います。
なので、目指していても達成できないという感覚で、FIREを強く意識しすぎるとメンタルをもっていかれます。FIREしないと幸せになれないとしたら、達成できない=不幸となってしまう。達成できる可能性があるならいいが、無理しないと届かないとか、無理しても届かないという人は辛い毎日になってしまいがちです。そういうメンタルに陥っている人もこの本を読めば救われるんじゃないかと思います。
私もそのうちの一人です。おそらく収入がバグったりしない限り達成は難しいです。だから、この本は救いになりました。FIREが達成できなかったとしても、目的である幸せな生活は送れる方向性を示してもらった気がします。
目的と手段が逆転してしまっていると本末転倒になってしまいます。
そういう意味で、私自身は仕事の面でもプライベートな面でも順調なのかなと思いました。仕事も今のところ不満なくできているし、給料面でも満足しています。(もちろん多いに越したことはないですが)。プライベートもお金の面で価値観は違ってても楽しいと思うことの方向性はあっているので、大きな不満はないです。
そういう今のいい面にも視点を向けることができたいい本でした。